
不安子ちゃん
ねえねえ、証券口座が不正アクセスの被害にあって勝手に売買されたって話がニュースになっていたわよね?

FPのぶりん
うん、被害件数5,958件、被害総額5,240億円、不正アクセス件数1万422件と、大変なことになっていたよね。

不安子ちゃん
それに対して当初、証券業界は自分たちに責任は無いって言っていたみたいだけど?

FPのぶりん
そうなんだ。その理由が被害者の方たちに送られたフィッシングメールによる偽サイトへの誘導が原因という点から、当初は消極的な姿勢だったんだ。

不安子ちゃん
ということは、フィッシングメール対策を意識すれば、そういった被害も起こりにくくなるってことよね?

FPのぶりん
そうなんだ!今回はそこをわかりやすく伝えるので一緒に確認してみよう!
目次
1.代表的なフィッシングメール3選
1−1.Amazon・楽天などの「アカウント停止」通知
1−1−1.Amazonの場合
- 件名:「あなたのアカウントは停止されました」
- 本文例:こんにちは(メールアドレス)、
誰かがあなたのAmazonアカウントで他のデバイスから購入しようとしました。Amazonの保護におけるセキュリティと整合性の問題により、セキュリティ上の理由からアカウントがロックされます。アカウントを引き続き使用するには、24時間以内に情報を更新することをお勧めします。それ以外の場合、あなたのアカウントは永久ロック
他の例:
Amazonに登録いただいたお客様に、Amazonアカウントの情報更新をお届けします。残念ながら、Amazonのアカウントを更新できませんでした。カードが期限切れになっているか、請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。
1−1−2.楽天の場合
- 件名:「アカウントが一時停止」「お支払い方法の情報を更新」「【重要】デバイス更新のお知らせ」など
- 本文例:お客様の楽天アカウントは一時的にロックされています。アカウントの有効期限が切れています。24時間以内に情報を更新しない場合、アカウントが停止されます。
- 本物の通知か、フィッシング詐欺メールかを見分けるために、送信元アドレスや本文の日本語の不自然さ、リンク先URLを必ず確認してください
- 不審な場合は、公式サイトやカスタマーサポートに直接問い合わせましょう
1−1−3.特徴と見分け方
- 不自然な日本語や矛盾した内容
- 差出人アドレスが公式と異なる
- 急かす文言(「24時間以内に対応」など)
- 本文内のリンクが公式サイトと異なるURL
これらのメールは、個人情報やパスワードを盗む目的で送られています。不審なメールは絶対にリンクをクリックせず、公式サイトから直接確認してください。
1−2.銀行・クレジットカード会社からの「緊急連絡」
- 「口座がロックされました」「不正利用の疑い」など
- メールアドレスの違和感に注目
1−3.宅配業者(佐川・ヤマトなど)を装った不在通知
- SMSによるケースも多い
- リンク先がアプリDLになっていることが多い
2.なぜ騙されてしまうのか?心理的トリック
- 焦らせる言葉で即時行動を誘う
- 本物に見せかけたデザイン
- なりすましアドレスや偽ドメイン
3.すぐできるフィッシングメール対策
- メールやSMSリンク内をクリックしない
- 正規サイトから直接ログイン
- 迷惑メール対策設定の活用(gmailやキャリアメールなど)
- セキュリティソフトや2段階認証の導入
4.知らないと危ない!フィッシング被害から自分を守ろう
・知っていれば防げる
・家族や高齢の親にも教えてあげて欲しい
コメント