学資保険(積立)の選び方7選

資産形成・保険・住宅ローン

人生においての三大支出(教育費、住まい、老後資金)のうちの教育費に対して不安を感じている方は多く、それに対する資産形成ニーズは今も昔も変わらず根強いものがあります。

この記事でわかることは以下の通りです

✅大学進学時にいくらかかるのか?を知ることができる

✅教育資金の準備手段として、数ある選択肢それぞれのメリットデメリットを知ることができる

✅上記手段のメリットデメリットを知ることで、自分たちに合った手段を見つけることができる

子どもの教育資金に不安があって。。

SHISHI
SHISHI

お子さまにかかる教育資金に対して、

不安を感じていらっしゃるようですね。

大学には行かせてあげたいけれど、

いくらかかるのか?がわからなくて。。

SHISHI
SHISHI

そうなんですね。同じような方は多いのですが、

いくらかかるのか?を知ることで、不安を解消出来たと

いう方もいらっしゃるので一緒に確認してみましょう。

1.大学進学時にいくらかかるのか?

大学生にかかる教育費を知るにはこちらをクリックしてください

やっぱりかかりますね~

SHISIH
SHISIH

そうですよね~ 数年前に卒業したわが家の娘は、都内の

私立文系下宿パターン。4年間で学費が約480万円、

仕送り528万円、生活必需品等で約30万円、

計1000万円超えでした(^^;

1000万円!準備できるかしら。。

SHISHI
SHISHI

大丈夫!安心してください。

一度にこの金額がかかるわけではないので。

2.これで安心!大学生にかかる教育費の内訳と時期について

教育費の備え方を考える際、養育費(生活費)と学費を分けて考える必要があります。養育費は0歳~22歳で、月6~9万円(子どものための貯金や保険も含めて)と言われており、フロー収入(毎月の収入)の範囲内で賄える可能性がある金額となります。一方、学費はどうかと言いますと、私立の場合、特にそうですが、フロー収入で賄える金額ではないので、別に用意する必要があるわけです。それがわが家を例に出すと、私立文系で480万円でしたので、お子さまの進路の選択肢として私立大学への進学を考えるなら、今から500万円を貯める手段を考えるということになります。ただ、それを貯めていくためのフロー収入での捻出が厳しいようでしたら、目標額を下げて奨学金を使って学費の一部を賄うという選択や、国公立への進学だけを方向性として考えるということになります。

3.学資積立の手段

 3-1 学資保険

ひと昔前までは、”お子さんが生まれた→学資保険への加入”が、まるで条件反射のように(笑)、一般常識でした。実際、我が家でも娘が生まれたとき、職場に出入されていた生保レディの方から勧められて加入しました。(後に解約することになったのですが)では、現在はどうかというと、手段の選択肢は増えたものの「学資保険ニーズ」には根強い人気があります。

メリット
  • 目標額に対して着実に学資金を貯めることが出来る
  • 学資金の受け取り方のバリエーションがある(例、高校進学時、大学進学時や大学在学中の4年間に4回分受け取るなど)
  • 契約者(親)万が一のことがあっても、学資金は受け取れる
デメリット
  • 取扱い保険会社や商品性によっては、元本割れの可能性がある
  • 加入時のお子さんの年齢による加入制限がある(タイミングを逃すと加入出来ない)

 3-2 貯蓄型保険(円建て終身保険)

貯蓄型保険を利用される方も一定数いらっしゃいます。では、前述の「学資保険」と「貯蓄型保険(終身保険」の違いは何?ということですが、①死亡保険金がある(被保険者(保障の対象者を親として設定する)②満期がなく、掛金の払込満了後も解約しなければ、貯まっているお金(解約返戻金)が増え続ける という点になります。

メリット
  • 目標額に対して着実に学資金を貯めることが出来る
  • 仮に学資目的で使わなかったとしても、掛け金の払い込み満了後も、解約せずに保障を持ち続けていれば、その後、万が一のときの死亡保険金が残り、貯まったお金(解約返戻金)も増え続ける
デメリット
  • 早期に解約をしなければいけない状況になったとき、元本割れとなる

 3-3 貯蓄型保険(外貨建て終身保険)

こちらの手段に関しては、外資系生保のM社が早くから取扱いを始め、既に20年以上になると思いますが、今も人気のある手段の一つとして選ばれています。ちなみに、我が家では前述の学資保険を解約後、こちらの手段に乗り換えた(約20年前のことで、当時は最も良い手段だったとの判断から選択)のですが、当時はまだまだ、外貨建て保険に限らず、外貨預金などの金融商品に対する抵抗感を持つ方も多かったと記憶しております。 

メリット
  • 積立利率が円建てと比べて高いことから、払込金額に対して解約時に戻るお金(解約返戻金と言います)が多くなります。(外貨ベースでみた場合のこと。ただし、円に戻す際の為替レートによっては、受取額が少なくなる可能性もあります。※為替リスクと言います)
  • 万が一のときの死亡保険金も、円建てと比べて同じくらいの掛け金なら、保障を大きく取ることが出来ます。
デメリット
  • 掛け金の払い込み時に円安となった場合、円換算した金額が多くなり負担が増える
  • 受取時に円高になると、受取額が少なくなったり、場合によっては元本割れもあり得る

 3-4 貯蓄型保険(外貨建て個人年金保険)

こちらの商品を取り扱っている保険会社は少なく、外資系生保のM社での取扱いが知られていますが、レアな手段となります。ちなみに、前述の外貨建て終身保険との違いは何?ということですが、”死亡保障が無い”ところが最も大きな違いということになります。その他もありますが、下記のメリットデメリットをにてご確認ください。

メリット
  • 保障にかかるコストが小さく、高い利率での運用が可能となるので、外貨建て終身保険よりもリターンを取れる可能性がある
  • 個人年金保険料控除の対象とすることが出来る(※契約形態によって)
デメリット
  • 掛け金の払い込み時に円安となった場合、円換算した金額が多くなり負担が増える
  • 受取時に円高になると、受取額が少なくなったり、場合によっては元本割れもあり得る
  • 死亡保障がない

 3-5 変額保険

3~4年前から、こちらの手段を使う方も増えてきています。その背景の一つとしてつみたてNISAなどによる、資産形成の手段が普及したこともあります。尚、商品はざっくりとしたイメージですが、つみたてNISAに死亡保障がセットされているといったところで、死亡保障が必要な方には有効な手段として活用出来るでしょう。

メリット
  • 長期積み立て分散投資により、リスクを抑えてリターンを狙えることから、教育資金の準備の手段としても利用可能(ただし、15年以上の積立期間は必要、お子さんの年齢が3歳以下であることが望ましい)
  • スイッチング(運用するファンドの入れ替え)を行うことが出来(例えば、当初は積極運用の全世界株式型で運用をスタートし、学資として使う時期が近づいたら、債券型やバランス型などの安定運用への切り替えが可能)
  • 契約者=親 被保険者=親 で契約することで、親に万が一があった際の保障が大きく取れる(学資保険と比べた場合)
  • 被保険者である親が、がん・心筋梗塞・脳卒中になり一定の条件に該当した場合、以後の掛け金の負担を保険会社が行ってくれる
デメリット
  • 学資として使いたいと思ったときに、リーマンショックやコロナショックなど、株価が大幅な下落局面となった場合に元本割れなどの可能性もあり使いにくくなる
  • 保障にかかるコストがあるので、同じ積立投資という仕組みである、「つみたてNISA」と比較した場合、運用効率が劣る

 3-6 つみたてNISA

知らない人がいないほど、ポピュラーとなった資産形成の手段で、教育資金の準備手段として利用する人が激増している印象です。ただし、「積立投資の正しい考え方」を学ばずに行っている方も見受けられることから、長期投資・分散投資・時間分散という、積立投資で結果を手にするために押さえておきたい知識を得てから取り組むことが重要です。

メリット
  • 長期積み立て分散投資により、リスクを抑えてリターンを狙えることから、教育資金の準備の手段としても利用可能(ただし、15年以上の積立期間は必要、お子さんの年齢が3歳以下であることが望ましい)
  • 同じ積立投資という仕組みである「変額保険」と比較した場合、運用効率が良い(リターンを狙える)
デメリット
  • 学資として使いたいと思ったときに、リーマンショックやコロナショックなど、株価が大幅な下落局面となった場合に元本割れなどの可能性もあり使いにくくなる
  • 変額保険にあるようなスイッチング機能がない。(使う時期が近づいたら、早めに解約をして利益を確定させる必要あり)

 3-7 銀行預金

こちらの手段に関しては、あえてメリット・デメリットをお伝えしませんが、つみたてNISAや変額保険などの元本割れのリスクのある手段を利用する際の、リスク分散の手段して利用する方もいらっしゃいます。例えば、学資積立として毎月3万円の原資があるとしたら、1万5千円はつみたてNISAや変額保険で行い、1万5千円は銀行預金で行うという組み合わせで行うことにより、つみたてNISAや変額保険のデメリットである、使いたいときにたまたま○○ショックで元本割れが起こってしまう場合、銀行預金では着実に元本分(15000円×12ヵ月×18年=324万円※お子さんが0歳から始めることが前提)は貯まっているので、仮に私立大学に4年間通うという想定で500万円を目標としていた場合、初年度~3年分の学費として賄えていることになります。一方、つみたてNISAや変額保険で積み立てした方は、当初は○○ショックで使わなかったとしても、その後、株価が戻ることで元本割れからの回復や、年利で3%や5%程度のリターンが取れている状況も十分考えられる(リーマン・ショック、コロナ・ショックのときがそうでした)ので、使うことのできるタイミングが来た時に使うことが可能となるわけです。これが、リスク分散という考え方になります。

色々な手段があるのですね。

SHISHI
SHISHI

そうなんです。それぞれの特徴を理解して、ご自身のお考えに合うものを選ばれると良いと思います

わかりました。でも選べるかなぁ・・

SHISHI
SHISHI

そうですよね。でも安心して下さい。そんな方のために喜ばれているしくみがありますので、最後にご紹介しますね!

4.まとめ

「子どもが行きたいところに行かせてあげたい」これが、親としての気持ちだと思います。実際、我が家もそうでしたので、多くの方々がそうであるように、学資積立は行ってきましたし、娘が自分で望んだ大学に行き、無事に卒業もし、現在は社会人として働いています。ただ、我が家の場合、途中で「まさか」という事態が起こり(私の仕事の環境の変化で一時期収入が激減してしまったことにより、学資積立を解約せざるを得ない状況に陥ってしまった)、大学への進学時に十分な資金を確保することが出来なかったのです。ただ、ピンチのときに娘の進学のために貯めていたお金が、緊急予備資金という役割に変わったことで生活を維持することが出来て助かりました。ただし、学資としてのお金が足りなくなったという事実があり、家族で進路をどうするか?の選択肢に向き合う中で、奨学金や教育ローンを使うという選択をした上で、4年制私立大学文系へという選択を行ったのです。この「お金で苦労した」という出来事は、ファイナンシャルプランナーという職業を全うする上で貴重な経験であると同時に、二度と味わいたくないこと。自分と同じような経験はして欲しくないという想いがあっての、情報発信をさせていただいておりますので、少しでもお役に立てたら幸いです。

5.それでも決めることが出来ない方へ

あなたのために親身になって相談に乗ってくれるところをご紹介します。

5-1 学資保険の無料相談サイト「ガーデン」

学資保険に特化した無料相談サービスサイトです。 複数の保険会社の中からお客様に合った学資金の効率的な貯蓄方法を、 いつでも、どこでも気軽に相談が出来ます。

【保険ガーデンプレミア】

5-2 保険コネクト

保険コネクトは保険の相談をしたい方と、 全国の保険販売資格者 or FPをマッチングさせるサービスです。 知人や営業マンから勧められたままに保険に加入した結果、 余計な保障が付いた保険料が高い保険に加入したり 必要な保障が付いてない保険に加入する問題がよく発生しています。 保険コネクトの提携FPに保険の相談をすることで 無駄な保障を省いたコストパフォーマンスの高い保険や 保険の加入目的を叶えられる最適な保険が見つかるかもしれません。

保険相談をもっと身近に保険コネクト

5-3 マネプロ

「マネプロ」とは、保険・資産運用・住宅ローンなど、幅広い知識をもったプロフェッショナルが、 特定の金融機関に偏らない立場からお客様のライフプランの実現をプロデュースする 無料のワンストップ金融コンサルティングサービスです。

保険・資産運用・住宅ローンなど幅広い金融商品の無料相談サービス【マネプロ】

5-4 保険ランドリー

保険ランドリーでは、 「あなたの月々の保険料を必要以上に支払っていないか」 「生活スタイルにあった保障は確保しているか」等、初心者にもわかりやすく プロの意見を交えながら保険にまつわる様々な情報を発信しています。 お客さまのご自宅やご希望の場所に、保険専門の保険コンサルタントがお伺いします。

保険の無料相談【保険ランドリー】

5-5 ベビープラネット

ベビープラネットは、 妊娠〜出産〜子育て中の「ママ」のための 保険無料相談サービスです。 普段の生活において、「保険」と聞いてもあまりピンとこないイメージがあると思います。 ですが、「妊娠」「出産」「子育て」といったステージでは 「保険」の役割が一番重要とされるタイミングになります。 この重要なステージにおいて、 多くのママが正しい「知識」と「情報」を持つFPに相談することで将来困ることがないようにすること、 それがベビープラネットの提供する無料相談サービスです。

頑張っているママに【ベビープラネットの無料相談サービス】

5-6 ひふみ投信

カリスマファンドマネージャー藤野英人でおなじみの投資信託「ひふみ」シリーズ。 ひふみは、独自に発掘した国内外の成長企業に投資をすることで、 資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献します。 「守りながらふやす運用」で着実なリターンを目指し、 「ひふみ投信」はファンド設立以来の基準価額は5倍を超えました(2022年12月末時点)。 また、「R&Iファンド大賞2022」では、投資信託10年国内株式コア部門優秀ファンド賞を受賞。 投資信託10年部門でひふみ投信は4年連続の受賞となります。 2019年から運用を開始し、日本を除く世界の成長企業に投資をする「ひふみワールド」のパフォーマンスも好調です。 セミナーやYouTubeの動画配信などを通じて、お客様とのコミュニケーションを積極的にはかる 「顔が見える運用」も大きな特色です。 ひふみは、お客様との距離を縮め、お客様に寄り添ったサービスを提供できるよう努めています。

とのことです。

NISA・つみたてNISAなら ひふみ投信

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