お宝保険から学ぶお金のリテラシー

お金のリテラシー

1.お宝保険とは?

最近お受けした保険見直し相談において、
久しぶりに発見しました~~、
お宝保険と業界では言われている生命保険を。

お宝保険とは予定利率と言われる、
契約者に約束する運用利率が高い貯蓄性のある、
養老保険や終身保険のことを指しています。

ちなみにその予定利率は5.5%で、
現在は0.85%。

いかに5.5%が有利かというのがわかりますよね。

世の中の金利が高い時代に加入した
固定利率型の金融商品(保険商品ですが)だったので、
ゼロ金利政策が継続している環境ではまず手に入らない、
「お宝」と言われる高利回り商品と化したわけです。

ちなみに、つい最近まで20年以上デフレであったことを考えると、
資産価値の目減りも防げたわけですから、

毎月保険料を払い続けていたものの、
それ以外はほったらかしにしておくことの出来た

  最強の金融商品

だったということが言えるかもしれません。

ちなみにその保険は昭和61年(1986年)頃に加入されてますから、
インフレの時代で株式や不動産のほうが短期的には有利だったはず。

しかし、その後のバブル崩壊をきっかけに

超低金利時代になってしまったことを考えると、
その保険商品に入っていたことが正解だったのです。

2.資産形成を考える上で押さえておきたいたった一つのこと

2-1 長期分散投資

では、お宝保険から学べる、

資産形成を考える上で押さえておきたいことを、
お伝えしていきたいと思います。

まず一つめは

 長期分散投資

です。

尚、保険を使った貯蓄が良いと
言っているわけではないので、

そこは誤解して欲しくはないのですが、

当時の経済環境からすると有利な金融商品は他にもありました。

しかしながら、このようなタイプの違う手段を利用したことで、
20年以上の長期にわたる運用で複利効果もバッチリ得られる

高金利商品を持つことが出来たわけです。

ところで、このときの状況と現在の状況が

似ているところがあるのをご存知でしょうか?

それは、日本ではなく米国でして、

昨年から続いたインフレ対策のためにFRB(米連邦準備制度理事会)が

急ピッチで政策金利の利上げを行った関係で

約15年ぶりの高金利という状況になっているのです。

また、現在は米国のインフレ率も落ち着きを見せ始めており、

FRBの今後の利上げに対する姿勢も軟化し、

利下げも視野に入れた政策への転換も示唆されていることから、

高金利の米ドル建ての長期固定金利の金融商品の長期保有が

現代版お宝保険としての役割を果たしてくれます。

ちなみに、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットもそうですし、
富裕層の人たちは長期投資をオススメしています。

そう、ほったらかしにしていても大丈夫なもの。

決してFXや株式の短期売買を否定しているのではないのですが、
まずは長期の資産形成の手段を確保することが大事。

次に仮にゼロになっても構わないと思える金額で、
短期売買を楽しむというほうが絶対いいです。

そうすれば、○○ショックと言われる大きな経済変動が起こったとしても

精神衛生上良いですから。

もし短期売買のみでの資産形成をされている方は、
ぜひ長期資産形成出来るものも検討してみて下さい。

そんなことで、
もっともっとお金のリテラシー(知識)を高めていきましょう!

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